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ダイバーシティ顕彰授賞式およびダイバーシティ研究環境推進シンポジウムを開催
3月19日,「令和5年度ダイバーシティ顕彰授賞式」および「ダイバーシティ研究環境推進シンポジウム」を開催し,教職員,学生,市民ら約80名が参加しました。
第一部では,ダイバーシティ研究環境形成に貢献した教職員等および優れた女性研究者を表彰するために創設した「ダイバーシティ顕彰」の授賞式を執り行いました。 受賞者には賞状が授与され,中村賞の寄附者である金沢大学第10代学長 中村信一氏より祝辞が贈られました。受賞者を代表し,医薬保健研究域保健学系の森下英理子教授が「しなやかに,たくましく」と題し,附属病院におけるダイバーシティ環境整備のための取り組みや,自身の医師,教育者,研究者としてのキャリア形成とそれを通じた社会貢献について講演しました。
第二部では, 令和3年度に本学が申請し選定された文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(先端型)」の取り組みの一環として,シンポジウムを開催しました。シンポジウムでは,和田隆志学長による開会あいさつの後,文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課人材政策推進室長の髙見曉子氏による来賓あいさつがありました。続いて,長谷部徳子ダイバーシティ推進機構副機構長が,本事業の取り組みを紹介しました。ファイザー株式会社 代表取締役社長 原田明久氏の基調講演では,「ダイバーシティの重要性」と題し,ダイバーシティが組織にもたらすさまざまな好影響や,ファイザー株式会社の実践するダイバーシティ経営などについて語られました。講演後は,学生,教員,管理職など多様な層による活発な質疑応答が行われ,原田氏からはダイバーシティに対する意識を社会へ波及する大学教育への期待とエールが贈られました。
授賞式およびシンポジウムを通じて,参加者らは,組織におけるダイバーシティ推進の現状や課題を認識するとともに,ダイバーシティの重要性について理解を深めました。