研究パートナー制度
研究パートナー制度による支援を希望する研究者の募集
子育て・介護中における研究活動の支援として,研究データ解析,学会発表資料作成,実験補助,文献調査及び統計処理等の研究補助業務を行う研究パートナーの雇用経費を助成します。研究パートナーは,リスタートを希望する元研究者やポスドク,研究者希望の博士後期課程の大学院生等とします。 この制度により,研究者と研究パートナー双方の支援を目指します。
支援を希望する方は、随時アップされる募集要項をご確認のうえ、申請してください。(年度に2回)
- 2024年度後期の募集要項はこちら(金沢大学、学内限定)(8/2(金) 17:00締切)
- 申請書(別紙1~3)はこちら(金沢大学、学内限定)
- 報告書(別紙4~5)はこちら(金沢大学、学内限定)
研究パートナー制度を利用した方の感想
<育児>研究パートナーは,優秀な卒業生です。実験の補助,機器のメンテナンスから実験室の整理整頓,学生との連絡調整など,様々なことをてきぱきとこなしてくれて,大変助かっています。特に,学生と年が近いので,不在がちな私の代わりに研究室のパイプ役としてなくてはならない存在になっています。そのおかげで,学内外の様々な委員会や,学会の研究委員会委員長の仕事もこなすことができています。これまで,帰りがおそく,平日は子供と顔を合わさない日もありましたが,パートナーがいてくれるおかげで,受験生の子供たちと顔を合わせて話す時間を多く取れるようになりましたし,土日も持ち帰る仕事が減り,家事をこなすことができ,喜んでいます。
<育児>研究パートナーには,調査結果のデータ入力,統計処理,研究報告書用の図表作成を担当してもらっています。おかげで分析や論文執筆に集中することができ,学内外のその他の業務と並行させながら,効率的に研究のとりまとめを行えるようになりました。
<介護>教育,研究,管理とで毎日処理しきれないほどの仕事に頭を悩ませています。それでも,パートナー制度利用後の精神的なゆとりは1人のときとは比較にならないほど大きなものです。特に管理職として急に対応をせまられた際に,通常業務を依頼できる人がいることで大きな安心感を得られています。女性の管理的な立場のある人への対応として,この制度は素晴らしいと思います。会議書類が多く,可能な限り区別してパートナーの目に触れないようにしていますが,本学が「雇用」してしてくださるので,守秘義務など職員としての注意事項が徹底しやすいと感じています。
<育児>研究パートナーには,研究参加者の名簿一覧,質問紙の校正,データ入力などの仕事をサポートしてもらっています。おかげで,日頃は講義や演習,実習指導が優先となり研究作業が滞りがちでしたが研究を思考する意識と時間を確保することができました。学生ともゆとりを持って議論する時間も取れました。子供もまだ小さいので平日も遅く残れず,いつも急き立てられるような生活をしていましたが,仕事だけでなく精神的にも支援を受けている感じがして心強く感じています。気持ちにゆとりができれば,家庭でも落ち着いて家族と接することができるように思います。