シンポジウム・講演会
女性研究者のための英語論文執筆・査読セミナーを開催
- 英語論文執筆セミナー:令和2年2月17日(月) 9:15~12:15 会場 金沢大学自然科学系図書館 AVホール
- 英語論文査読セミナー:令和2年2月17日(月) 13:30~17:00 会場 金沢大学自然科学系図書館 AVホール
科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の取り組みの一環として,女性研究者を対象にnature research ACADEMIES「英語論文執筆セミナー」「英語論文査読セミナー」を開催しました。参加者数はそれぞれ56名、35名でした。講師にはネイチャーリサーチのJeffrey Robens 氏をお迎えし,効果的な英語論文の執筆方法や建設的な査読方法などについて学びました。参加者は講師の説明やActivityなどを通して,効果的な英語論文を執筆するためのポイントや、よりよい査読方法について実践的に学びました。参加者からは、大変分かりやすい説明で有意義なセミナーだったとの感想が多く寄せられました。
- 会場の様子
- Jeffrey Robens 氏
令和元年度ダイバーシティ研究環境推進シンポジウムを開催
- 日時:令和元年12月10日(火)14時~17時
- 会場:金沢東急ホテル ボールルームC
金沢大学、富山県立大学、YKK株式会社は、一昨年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に採択され、北陸地域における女性研究者ネットワークHokuriku Women Researchers’ Networkを基盤とし、三者が連携して支援プログラムに取り組み、北陸地域全体での女性研究者・技術者への支援を牽引しています。この取り組みの一環として、テーマを「時代を切り拓く多様な研究人材」とし、教育機関と企業が連携し、地域が一体となってダイバーシティを推進し、北陸地域全体の研究活動活性化に寄与することを目指し、ネットワークおよび地域全体で有効な支援策を考え、普及するためのシンポジウムを開催しました。当日は、大学、企業、研究所などから約90名の方々にご来場いただきました。
シンポジウムでは、まず金沢大学 山崎光悦学長から開会の挨拶が述べられ、文部科学省 科学技術・学術政策局 人材政策課 課長補佐の満田潤氏より来賓挨拶をいただきました。続いて、金沢大学 池本良子学長補佐(男女共同参画キャリアデザインラボラトリー長)、富山県立大学 理事・副学長・工学部長 中島範行氏、YKK株式会社 工機技術本部 見角裕子氏より、金沢大学、富山県立大学およびYKK株式会社の三機関の本事業の取組紹介を行いました。
- 会場の様子
- 来賓挨拶 満田課長補佐
- 取組紹介を行う 金沢大学 池本学長補佐、富山県立大学 中島理事、YKK株式会社 見角氏
特別講演では、名古屋大学 副理事(男女共同参画担当) 男女共同参画センター長の束村博子氏をお迎えしました。日本における女性活躍の現状から、女性が活躍することで多様な能力や価値観が確保され組織を活性化できるという戦略を提示され、男女共同参画のための名古屋大学における効果的な取組をご紹介いただきました。
基調講演では、「日経ウーマン」の2019年版「女性が活躍する会社ベスト100」で1位となった花王グループより、花王株式会社 経営サポート部門 社長室 部長(外部連携担当)の松尾恵子氏をお迎えしました。これまでのご経歴や花王グループにおける商品開発研究の考え方、独自の技術で開発された商品の実例、海外における多様性に関するご経験、マトリックス運営を活かしたイノベーションの事例などが語られ、また女性のロールモデルの必要性や若年層の理系選択支援、若手女性社員の女性活躍に関する感じ方などについてもお話しされました。
引き続いて、令和元年度はあざみ女性研究者賞授賞式がとり行われました。
最後に氷見谷金沢大学理事(総務・人事・施設・情報担当)より閉会の挨拶があり、シンポジウムは盛況のうちに終了しました。
- 特別講演 束村氏
- 基調講演 松尾氏
- 受賞者
第8回女性医師の生き方セミナーを開催 2019年11月23日
第8回「女性医師の生き方セミナー」が、金沢大学附属病院CPDセンターを会場に開催され、石川県内医療機関の医師及び医学生約30名が参加しました。
最初に、東京女子医科大学保健管理センター長で腎臓内科教授の内田啓子教授から「キャリアプランとやりたいこと一致していますか」と題して講演があり、参加者は熱心に耳を傾けました。その後、講師と参加者による懇談会では、お茶を囲んでざっくばらんに語り合い、若手医師や医学生が先輩医師のアドバイスを受ける貴重な機会となりました。
ダイバーシティ管理職研修を開催
- 日時:令和元年11月15日(金)12時45分~13時25分
- 会場:金沢大学角間キャンパス本部棟6階 大会議室
科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の取り組みの一環として、本学管理職を対象に「ダイバーシティ管理職研修」を開催し、学長、理事、部局長等70名が参加しました。研修では、株式会社アパショナータ パク・スックチャ氏が、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)について説明しました。参加者は研修を通して、誰しも偏見は持っているがそれが公平性を妨げる場合があること、そして無意識の偏見の影響を抑え、全員が能力を最大限発揮できることが組織にとっても重要であることなどの認識を共有しました。
- 会場の様子
- パク・スックチャ 氏
特別講演会+ワークショップ「カンタン操作の3DCADを使ってデジタルものづくりの世界を学ぼう」を開催
- 日時:2019年8月3日(土) 13時~17時
- 会場:ITビジネスプラザ武蔵 研修室2
- 講師:藤崎淳子氏 (Material工房・テクノフレキス代表)
8月3日、特別講演会+ワークショップ「カンタン操作の3DCADを使ってデジタルものづくりの世界を学ぼう」を開催しました。参加者は小学生から大人まで幅広く、3DCAD(コンピュータを使って自由に形をつくるアプリ)を用いてハンドスピナー作製に取り組みました。
2019年度HWRNワークショップ「女性研究者等研究支援制度 成果報告会」を開催
- 日時 2019年6月22日(土)9:30~12:05
- 会場 石川県政記念しいのき迎賓館 3階 セミナールームA
- プログラム
- 09:15 受付開始
- 09:30 開会挨拶
- 09:35 成果報告(発表9件/各15分(含質疑応答))
- 12:00 閉会挨拶
- photo:研究の成果を報告する代表者
- 発表者(平成30年度女性研究者等研究支援制度採択)
課題名 同種造血幹細胞移植における第3者からの細胞輸注による移植片対宿主病・抗白血病効果の制御 代表者 黒田 梨絵(金沢大学附属病院小児科) 課題名 日本企業の実態から学ぶケーススタディー:日本人大学生のグローバルビジネス及びマネージメントコミュニケーションスキルアップ 代表者 ダガン さがの(金沢大学国際基幹教育院外国語教育系) 課題名 口腔扁平上皮癌における腫瘍間質阻害薬の浸潤・転移抑制効果 代表者 野口 夏代(金沢大学医薬保健研究域医学系) 課題名 小型ラマン分析装置を用いた正規流通医薬品のラマンスペクトルライブラリの構築とライブラリ検索による偽造医薬品鑑別の実用化可能性の検討 代表者 吉田 直子(金沢大学医薬保健研究域薬学系) 課題名 IgG4関連血管病変の進展・予後とサイトカイン及びマトリックスメタロプロテアーゼの関連 代表者 笠島 里美(金沢大学医薬保健研究域保健学系) 課題名 抗原親和性特異的に誘導されるマスト細胞−単球の細胞間相互作用とアレルギー応答制御機構 代表者 長田 夕佳(金沢大学医薬保健研究域薬学系) 課題名 環境教育指導者の育成方法の探求:エビデンスに基づくインタープリター・トレーニングの効果検証 代表者 山田 菜緒子(金沢大学人間社会研究域人間科学系) 課題名 介護者支援の方向性を探るための研究-英国の民間非営利団体の取り組みからの示唆- 代表者 尹 一喜(金沢大学国際基幹教育院GS教育系) 課題名 富来鉱山の形成史の解明と学びの場の創生 代表者 濵田 麻希(金沢大学理工研究域地球社会基盤学系) ネットワーク
構築先佐野 朝恵,浜田 昌明,小林 航(北陸電力株式会社土木部)
宅田 瑛,瀧川 哲也(志賀町企画財政課)
長谷部 徳子(金沢大学環日本海域環境研究センター)
平松 良浩(金沢大学理工研究域地球社会基盤学系)
6月22日(土)しいのき迎賓館(金沢市)にて、「女性研究者等研究支援制度成果報告会」を開催しました。当日は、学内外から36名の方にご参加いただきました。
今回の成果報告会は、平成30年度に女性研究者等研究支援制度に採択された9組が、研究発表を行いました。多岐にわたる発表毎に活発な質疑応答が行われ、当日初めて会った参加者同士の間で研究の申し出が出されるなどネットワークが新たに形成されるきっかけとなり異分野交流の有意義な機会となりました。アンケートには、「活発な質疑応答のお蔭で理解が進み、それが良かった。」、「普段聞くことができない他分野の方の研究を聞くことができ、知り合いになることができ研究の幅が広がるとても良い機会になりました。」、「女性研究者がそれぞれの分野で活躍されていることが分かり、私自身もっと頑張ろう、もっと頑張れるという気にさせられました。」などの意見が参加者から寄せられました。
「共同研究支援成果報告会」を開催
- 日時:令和元年6月10日(月)13時00分~14時40分
- 会場:金沢大学自然科学系図書館棟 G1階 G15会議室
6月10日(月)金沢大学にて「共同研究支援成果報告会」を開催しました。「共同研究支援」では、ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)に採択された金沢大学、富山県立大学、YKK株式会社の3機関に所属する女性研究者同士の共同研究を支援し、上位職登用につながる研究力向上、育成を目指しています。今回の成果報告会では、平成30年度に採択された6組の研究発表が行われ、当日は23名の方にご参加いただきました。共同研究により新たな知見が得られていることが示され、女性研究者の最新の研究業績を知る機会となりました。